- 財産目録
(ざいさんもくろく)
- 相続財産のプラスやマイナスなどを調べ、遺産の範囲及び財産状態を示すために作成する目録のことを財産目録といいます。
- 債務控除
(さいむこうじょ)
- 被相続人の債務として相続開始の時に確定しているものや、通夜・葬式・火葬・納骨等の葬式費用を課税財産から差引くことを債務控除といいます。
- 死因贈与
(しいんぞうよ)
- 贈与者の死亡によって効力が生ずる贈与契約のことを死因贈与といいます。
- 事業承継
(じぎょうしょうけい)
- 会社の経営を現在の経営者から後継者に引継ぐことを事業承継といいます。
- 指定相続分
(していそうぞくぶん)
- 法定相続分にかかわらず、被相続人は遺言または第三者への委託によって、相続分を定めることができます。このようにあらかじめ指定された相続分を指定相続分といいます。
- 指定分割
(していぶんかつ)
- 被相続人が遺言または第三者への委託によって、相続財産の分割方法を指定することを指定分割といいます。
- 自筆証書遺言
(じひつしょうしょいごん)
- 遺言者がその全文、日付を自書し、署名、押印をする遺言方式のことを自筆証書遺言といいます。遺言者が自分で全文書かなければならず、ワープロなどで作られたものは無効となります。
- 死亡退職金
(しぼうたいしょくきん)
- 被相続人の死亡によって取得した退職金のことを死亡退職金といいます。被相続人の死亡後3年以内に支給が確定したものは、相続財産とみなされて相続税の対象となります。
- 死亡保険金
(しぼうほけんきん)
- 被相続人の死亡によって取得した生命保険金や損害保険金のことを死亡保険金といいます。その保険料の全部又は一部を被相続人が負担していたものは、相続財産とみなされて相続税の対象となります。
- 修正申告
(しゅうせいしんこく)
- 申告をした税額が過少であることに気がついた場合に、納税者が申告税額の修正申告書を提出することを修正申告といいます。
- 準確定申告
(じゅんかくていしんこく)
- 被相続人が亡くなった年の1月1日〜死亡した日までの、所得を申告することを準確定申告といいます。
- 親族
(しんぞく)
- 民法上では、6親等以内の血族、配偶者、3親等以内の姻族ことを親族といいます。
- 審判分割
(しんぱんぶんかつ)
- 遺産分割協議が整わないとき、または協議をすることができないときなどに、家庭裁判所が分割の審判をすることを審判分割といいます。
- 推定相続人
(すいていそうぞくにん)
- 民法の規定に従って相続人になり得る人のことを推定相続人といいます。実際に推定相続人の全員が相続人となるわけではありません。
- 生前贈与加算
(せいぜんぞうよかさん)
- 相続開始前3年以内に被相続人から贈与により取得した財産の価額を相続税の課税価格に加算するという制度のことを生前贈与加算といいます。
- 相次相続控除
(そうじそうぞくこうじょ)
- 相次いで相続が発生した場合には、相続税を支払う人にとって負担が大きくなる為、相続税額から一定金額を差し引く制度のことを相次相続控除といいます。
- 相続
(そうぞく)
- 亡くなった人の財産上の権利や義務を、家族などの相続人が受け継ぐことを相続といいます。
- 相続欠格
(そうぞくけっかく)
- 相続人に一定の非行がある場合に、相続人の資格を失うことを相続欠格といいます。
- 相続財産
(そうぞくざいさん)
- 相続によって相続人に移転する財産的な権利義務のすべてを相続財産といいます。
- 相続財産の寄付
(そうぞくざいさんのきふ)
- 相続や遺贈により取得した財産を国や、地方公共団体又は特定の公益を目的とする事業を行う特定の法人などに寄付した場合には、その寄付をした財産は相続税の計算上課税財産から除かれるという特例のことを相続財産の寄付といいます。
- 相続財産法人
(そうぞくざいさんほうじん)
- 相続人のあることが戸籍上明らかでないときは、相続財産は法人とし、これを相続財産法人といいます。
- 相続時精算課税制度
(そうぞくじせいさんかぜいせいど)
- 生前贈与の受贈者が贈与時に贈与税を支払い、その後の相続時にその贈与財産と相続財産を合計した価格をもとにして相続税を計算する、そして相続税からすでに支払った贈与税を控除するという制度のことを相続時精算課税制度といいます。生前贈与を行いやすくし、次世代に財産を早めに移すことを目的とした制度となります。
- 相続税
(そうぞくぜい)
- 相続により財産を取得した場合に、課せられる税金のことを相続税といいます。
- 相続人の廃除
(そうぞくにんのはいじょ)
- 被相続人が相続させたくないと思うような非行が、相続人にあったような場合、その相続人の相続権を失わせることを相続人の廃除といいます。
- 相続放棄
(そうぞくほうき)
- 相続財産についてプラスもマイナスも一切引継がないとする意思表示を相続放棄といいます。注意点としては、相続を放棄した場合は、その相続人がはじめから相続人でなかったものとみなされ、代襲相続することはできません。また相続開始を知った日から3か月以内に申述することが必要となります。
- 贈与
(ぞうよ)
- 生きているうちに無償で自己の財産を与えることを贈与といいます。
- 贈与税
(ぞうよぜい)
- 贈与により財産を取得した場合に、課せられる税金のことを贈与税といいます。
- 贈与税の配偶者控除
(ぞうよぜいのはいぐうしゃこうじょ)
- 婚姻期間が20年以上の夫婦の間で、居住用不動産またはその購入資金の贈与を受けた場合に、基礎控除110万円とは別に最高2,000万円までの控除の適用を受けることができる制度を贈与税の配偶者控除といいます。